阿見町在住の長南一夫画伯より,絵画4点を寄贈していただきました.

阿見町の長南一夫氏(洋画家、日展会友・東光会会員・茨城県展委員)より農学部(阿見キャンパス)へ絵画4点を寄附していただきました。
 うち2点、赤い橋(100号)と水郷(100号)が茨城大学図書館 農学部分館1階に飾られました。 ぜひ、お近くにお越しの際は,図書館に立ち寄ってご覧ください。
 

<さつきのころ> F10号:茨城県文化団体連合展出品作
5月中旬、穂高、安曇野に写生に出た。信州の山々はどこを描いても絵になる風景である。この作品は雄大な北アルプスの裾野にのびやか広がる田園地帯から見た山である。ある時は太陽が出、ある時は雲が山頂にかかるその雄大な姿と自然の素晴らしさに感動して描いた。
<花> F10号
モチーフは赤と白のバラである。よく「この花は何ですか」と訊かれるが、私は本能のおもむくまま、自分の感性で描いている花である。

<赤い橋>P100号:第62回東光展出品作
松島海岸の北太鼓橋で結ばれた小島の上に建つ五大堂の朝の風景に感動した。早朝、太陽が静かに宮戸島辺りから昇り始める雄大な姿に心がおどり、ホテルの7階窓から一心に描いた作品である。
<水郷> F100:第16回日展出品作
霞ヶ浦沿岸には農業用水の小さな水路が沢山あり、その水路に架かる石橋と柳の緑の色彩が調和して、とてもすばらしい水郷の風情を見せている。その柔らかい空気と水面の美しさに感動して描いた作品である。